2019年2月1日~12日の約2週間弱。
下北沢の本屋B&Bにて、「新しい盛岡」をテーマにしたポップアップストアが開催していました。
最終日の12日(火)には、その企画にまつわるトークとインストアライブが行われました。今回は、その記事を。
その企画の名前は…
“NEW NEIGHBORS MORIOKA ”
―灯りを点すひとたちについて話そう―
この1~2年で盛岡で新規出店したお店をいくつかピックアップ。
下北沢の本屋B&Bで期間限定で、「盛岡でしか買えない素敵なもの達」を展示販売していました。
企画を行ったのは、
ご自身も”New neighbor”として一昨年から盛岡で本屋さんをオープンした、
「BOOK NERD」の早坂大輔さん
そして、盛岡にあかりを灯すお店と、そこを行き交う”人”を紹介するウェブマガジン
「LITERS」を運営している菅原茉莉さん
そして、最終日は、お二人による、いくつかのお店にまつわる話と、岩手出身で東京在住アーティストのけもの青羊さん(&トオイダイスケさん)のライブ&トーク。
会場には、50人を超えるお客さんがいらっしゃったとのこと。
すごい!
前半の早坂さんと菅原さんのクロストークでは…
盛岡の街の紹介に加えて、
秋田出身のブックナード早坂さんが、ヨソモノでもチャレンジができる街だったというエピソード。
また、キャンドルを販売している「ルオント」さんや、閉店した喫茶・六分儀をそのままの状態で新店舗「羅針盤」としてオープンした、蕪木さんのエピソード。
盛岡で、新しいあかりが、ぽつ、ぽつ、と灯って、そしてつながっていくイメージが湧いてくるお話でした。
後半は、
けもの青羊さんを交えて、さらに盛岡トーク。
そして、けものさん&トオイダイスケさんのライブ。
盛岡を題材にした「コーヒータウン」。盛岡のいろんな喫茶店やお蕎麦屋さんなどが歌詞に出てきます。岩手でおなじみ…NHKの朝の顔のあの人も思い浮かべられるシーンがあるというエピソードに、会場にいる岩手出身者の方々の懐かしそうな表情。
「おおきな木」。トークでは、盛岡にもいくつか象徴のようにある、石割桜や、県民会館近くの大イチョウのエピソードも交えて。
そして、いまの時期だと、車窓から雪景色が見える、”旅”を題材にした「トラベラーズソング」。あたたかさ、笑顔、さびしさ、いろんな旅情が思い浮かぶよう。
やさしさに包まれるようなけものさんの歌とギターに、トオイダイスケさんのキーボードには郷愁感が呼び起こされ、かなしくないのに、あたたかく、涙が出そうになるほどでした。
3曲を交えて、とても豊かな時間を過ごすことができました。
トーク&ライブの後は、少し時間を取り、来場した人たちも一緒になっての、ささやかな交流懇談タイム。お店B&B(ブック&ビアー)ならではですが、書店の空間で、ビール等飲み物を片手に、ゆるく楽しく、盛岡やけのもさんの音楽の話を、それぞれが思い思いに語れるひととき。
そこで出会った人たちが、「盛岡に旅行に行きたいね」だとか、
たまたま話に意気投合した、岩手出身の人たちが「今度、食事会をしましょう」
と新しいつながりが生まれていたり。
「盛岡でまたね」「おススメ紹介するね」
と言い合ったり。
東京に居ながらでも、盛岡の感覚で、日常と触れ合える。
この空間をとおして、ひとりひとりに、そんな「新しい隣人(NEW NEIGHBORS)」ができたかのような時間でした。
(文:かずき)
写真Special Thanks :三浦さん!