首都圏に住んでいても、意外なところで盛岡を感じる瞬間ってありますよね。
居酒屋に菊の司が置いてあったり、メニューに盛岡冷麺を見つけたり、さんさ踊りのイベントで催されたり。
盛岡にまつわるスポットも各地にあったりします。
その一つが上野駅にある、偉人・石川啄木の歌碑。
実は、かく言う私もその存在を知りつつ、なかなか足を運ぶ機会がなく、現物をじっくりと見たことがありませんでした。
そこで、今回は有名なスポットに行く良い機会と考え、実際に見に行ってきました。
上野駅
上野駅に到着して、早速、Google mapsを起動。
「石川啄木の歌碑」で、検索してみました。
検索結果は、駅構内。
啄木の歌碑は、中央改札口の付近にあるようです。
調べてみると、Wikipediaにも載ってました。
Wikipediaによると、場所は15番線の中央改札寄り、とのこと。
中央改札口から入って、15番線に向かうと、すぐ見つけました。
丸い。
ニョッキっと生えた煙突のようなモニュメント。
「ふるさとの 訛なつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」
感慨深い。
私も大学時代に地元盛岡を離れ、首都圏で暮らしていたので、当時のことを思い出します。
上野駅は、東北新幹線の上野ー東京駅間が開業するまで、東北に向かう始発駅・終着駅として”北の玄関口”を果たしていて、上京する人たちがたくさん行き交う場所だったそう。
だからこそ、首都圏に住む人たちにとっては、もっとも盛岡を感じられる場所だったのかも。
今はたくさんの外国人であふれていますが。
私も、この歌にならって、雑踏の中に耳を澄ましてみましたが、この日は駅構内の人通りが少なく、”東北弁”は聞こえませんでした。
歌の余韻に浸りつつも、せっかくの機会なので歌碑をいろんなアングルから撮ってみました。
少し近づいて撮影
さらに近づいて撮影
後ろから撮影
横から撮影
斜め上から撮影
様々な角度からシャッター切るうちに、一つ疑問がわいてきました。
“なぜ、歌碑はこういう形になっているのか?”
結構独特な形ですよね。
気になったので、近くにいたJR東日本の職員に質問してみました。
「どうして、石川啄木の歌碑はこの形をしているんですか?」
JR職員:
「・・・・・・ん〜。申し訳ありませんが、正直わかりません。随分前からここにあって、歌が見やすいように、このような形にしたのではないでしょうか」
さすがに、職員も駅のことなら全てを知っているわけではなさそうでした。
2人に聞いてみましたが、2人ともわからないとのこと。
きっと、何か理由があるに違いありませんね。
それは次の宿題に。
せっかく上野に来たので、アメ横に寄って帰ろうと再び改札を出て歩いていると、なんと!もう1箇所、啄木の石碑を発見しました。
広小路口を出て
横断歩道を渡り、アメ横方面へ。ユニクロを左折して
この通り! 右側に注目ください
「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」
同じ歌碑ですね。
こんなところにもあったなんて。
上野で観光したことがある方なら、一度は通っている場所ですよね。
こんな風に気づかずに通り過ぎている、盛岡スポットもまだまだあるはず。
今後も首都圏にある盛岡スポットを探していきます!
皆さんも、ぜひ、上野駅に来る機会があれば、この2箇所に訪れてみてください。