東京に盛岡市の事務所があること、皆さんはご存知でしたか?
「え、初めて聞いた」という方。
「聞いたことあるけど、どこにあるの?」という方。
私自身も知っていたけれど行ったことはありませんでした。
でも、首都圏で盛岡を盛り上げた〜い!といってるリトルもりおかとしては、
きちんと把握したいところ。
そんなわけで今回は題して・・・
「突撃!盛岡市東京事務所!」です。
(きちんとアポは取りましたよw)
盛岡市東京事務所ってどこにあるの?
そもそも一般人のわたしが入れるようなところなのでしょうか???
ホームページで事務所の場所を調べてみると、
「東京都千代田区日比谷公園1-3 市政会館5階」
日比谷公園の中にあるんですね〜!
市政会館外観。重厚。
こちらが「市政会館」の建物。有名な「日比谷公会堂」と隣接している建物です!
では早速入りましょう!
重厚な造りの正門玄関からちょっぴりドキドキしながら足を踏み入れてみました。
案内板を見ると、
なんだか法律事務所がたくさん入っている建物ですが、、、
見つけました!「盛岡市東京事務所」。
5階ですね!行ってみましょう!
事務所前に到着。こんな感じ。
事務所入口。
盛岡や岩手関連のパンフレットがずらっと並んでいます。
こちらには所長さんと副所長さん、市職員の方2名と事務の方2名の計6名の方が在籍しています。みなさん笑顔で迎えてくれました。
当たり前ですが、全員 “モリオカン” です。
モリオカンについてはこちら。
所長さん、副所長さんに色々聞いてみよう!
左から、麻生さん、猿舘さん。お揃いの盛岡ジャージーで決めていただきました!
東京のど真ん中で、盛岡市役所に来たような、なんだかワクワクする気持ちを抑え、今回は麻生祥之所長、猿舘賢治副所長(以下、麻生さん、猿舘さん)にいろいろと教えていただきました!
実はこの場所、意外な盛岡との接点も?
−盛岡市東京事務所について教えてください。
1995年(平成7年)に有楽町に設立されたのが始まりです。2011年(平成23年)10月からこの場所が事務所になっています。
多くの自治体の東京事務所は平河町の「全国都市会館」、「都市センター」という建物の中にあるのですが、実はジャンケンで負けて?この場所に入りました(笑)
でもここに入ってから、実はこの建物が立っている敷地は、かつて南部家の屋敷があった場所だったことを知ってびっくりしましたよー!
これはびっくりですよね!
しかもこの建物、盛岡市内丸の岩手県公会堂の建築家・佐藤 功一氏の作品なんです。
不思議な縁を感じますよね!
—ここではどんなお仕事をしているんですか?
一つには企業の誘致活動です。東京に本社がある企業を訪問して、盛岡市に工場や事務所を建設してくれないか交渉などをしています。
あと観光PRや盛岡の特産品を紹介する活動ですね。
「盛岡デー in 東京」では、盛岡冷麺や南部鉄器など盛岡の特産品やミスさんさのステージをご用意してお客さんに楽しんでもらっています。また秋には「盛岡りんごフェア」を開催して、盛岡直送の美味しいりんごやジュース、ジャムなどの加工品を販売して盛岡りんごブランドを広めましたよ。
盛岡りんごフェアのチラシを広げて。
りんごというとどうしても青森や長野のイメージが強いんですが、盛岡のりんごは本当に美味しい。それを知ってもらうように活動しました。
ほかにも様々な情報提供や、盛岡の関係人口増加に向けた市の事業「盛岡という星で」のプロジェクトなどにも関わっています。
−「東京盛岡ふるさと会」とは?
あとは「東京盛岡ふるさと会」の事務局でもあるんです。盛岡の高校の同窓会や東京に事務所がある企業、銀行など、盛岡にゆかりのある人たちが集まった団体で、会員は1300名以上です。1年に1回総会があります。なかなか若い世代が集まらないのが悩みなんですが・・・。
「東京盛岡ふるさと会」についてはこちら。
岩手日報、盛岡タイムスなど地元新聞も置いてありました。
盛岡は ” ちょうどいい “
転勤族の父に連れられて様々な地域に住んできたという麻生さんと、旧都南村出身の猿舘さん。東京に住んでいると盛岡はどう見えるのでしょう。
—盛岡を離れて、盛岡についてどう感じますか?
盛岡は “ちょうどいい” と思うんです。都会すぎず田舎すぎず。寒すぎるのはあるんですが・・・。ぬるめのお湯にずっと浸かっていられるような、そんな感じがします。人あたりもいいですよね。
盛岡は“ちょうどいい”と語る麻生さん。
盛岡は食べ物が本当に美味しい。東京でも盛岡のものは食べられますが、やはり盛岡という空気の中で食べる方が断然おいしい。あと、近くには温泉もあるし、小岩井農場もあるし、スキー場もあるし、山も川もあるし・・・。
たくさんの趣味をお持ちの猿舘さん。
あとは忘れちゃいけない、盛岡さんさ踊りね!
盛岡にいたときは当たり前のお祭りだったけど、東京に来ていろいろなお祭りをみて、あんなにも華やかで品があって、見る人を魅了するお祭りってほかにないじゃないかって思います。
姉妹都市の文京区長・成澤廣修さんにも「素晴らしい!」と褒めていただきましたよ。
わんこそばのサンプルが!リアル〜〜
盛岡ファンをつくって、“思い出したように” 盛岡に足を運んでほしい
—ちょっと真面目なことお伺いしますね。盛岡の「関係人口」を増やす意義ってなんですかね。
外に出ると、盛岡に住んでいた頃は当たり前で気づいていなかった盛岡の良さを知ることができるんです。こうして東京に来て、自分自身がそのことに気づいたので東京でそれを多くの人に伝えて、例えば、美味しいお酒を盛岡の空気の中で味わってほしい。格別の美味しさだと思うんです。
「盛岡ファンをつくりたい」と話す。
移住・定住はハードルが高く難しいことです。少ないパイを他の自治体と奪い合ってもそれでは意味はありません。盛岡のファンをつくって、たまにでもいい。思い出したように盛岡に足を運んでくれれば嬉しいですね。
盛岡冷麺のサンプルも!
—最後に、「リトルもりおかに期待すること」を!
若い人が集まる組織ができることに本当に感謝しています。東京で盛岡に縁のある若い人になかなか合う機会がないので。こちらとしてもリトルもりおかの活動にできるだけ協力していければと思います!
麻生さんは、2019年11月に開催したリトルもりおかキックオフにも来てくださっていました!
初めての盛岡市東京事務所訪問でしたが、東京のど真ん中で盛岡に来たような、そんなあたたかい雰囲気を感じられる場所でした!盛岡の情報がほしかったり、盛岡が恋しくなっちゃったときには、生粋のモリオカンのみなさんが温かく迎えてくださいますよ♩
ぜひみなさんも気軽に遊びに来てくださいね〜!
文章:マリコ
写真:リョウ