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インタビュー

【モリオカンの履歴書】その瞬間の“ライブ感”を誰かの記憶に残す カメラマン 小山田祐介さん

リトルもりおかは、盛岡市に関係する人たちを“モリオカン”と定義し、「Enjoy Moriokan」をミッションに「こんなことをやったら面白いのでは!?」ということにチャレンジしています。

今回の企画テーマはキャリアです。

県内外には、自分のやりたい仕事に日々奮闘しているモリオカンがたくさんいます。

何がその道を選ぶきっかけになったのか。
仕事に対する想いは。
魅力は。。。。

「モリオカンの履歴書」と題し、それぞれのストーリーの中から、これから社会に出て行く大学生や若いモリオカンのみなさんが次の一歩を踏み出すヒントを探ります。

さて、記念すべき1枚目の履歴書は。。。。首都圏でフリーのカメラマンとして活躍する小山田祐介さんです。

ーーカメラマンになるまでの経緯を教えてください。

高校3年生で卒業を控え、具体的に将来やりたいことはありませんでした。学校からは「とりあえずどこかに就職するように」と勧められ、盛岡市内でホテルマンを始めました。同僚に恵まれ、仕事自体は楽しかったのですが、25歳の節目を前に、年を老いてまで続けていく仕事なのか悩みました。そこで思いついたのが趣味でやっていたカメラです。もともと撮影するのが好きだったのですが、その当時音楽ライブなんかを撮っていて、こういう一瞬一瞬の盛り上がりを、ライブ感を残せる仕事がしてーなと思い至ったんです。そう思い立ってからは悩むことなく養成学校に通うために上京。師匠にも巡り合って、アシスタントとして3年間経験を積み、フリーのカメラマンになりました。

ーー仕事内容について教えてください。

カメラを使って、自分を表現する。世界観をつくる仕事です。実務的には、現場まで行って、撮影して編集して納品するまでです。私の撮影対象は、主にバンドやシンガーなどアーティストのライブが多いです。プロレスなどの興行イベント、街イベントでのスナップ撮影なども行っています。

ーー仕事の魅力は何ですか。

一瞬一瞬を大事に切り取るのがカメラマンの仕事だと思います。自分が撮影したその瞬間の“ライブ感”を誰かの記録、記憶に残すことができます。自分が持っているもので被写体をどう切り取るかを自分で考えて残すことができるのはカメラマンだけの贅沢な瞬間で、すごくスリリングですね。誰よりも最前線で現場を見ることができるのも魅力です。

ーー将来に迷っている若いモリオカンに一言!

新しいことに挑戦するのは何歳からでもできると思います。自分がやっている仕事を続けるべきか悩んだときに、気持ちを切り替えて新しいことにチャレンジするには日頃の準備も大切です。そのために、目の前にある仕事にも全力で取り組み、たくさんの社会的な経験を積んでほしいです。その経験はいざ自分が本気でやりたいと思えることに舵を切るときにも活きると思います。遊びでやっていたことも本気になれば仕事に出来ます。「悩むくらいなら、まずやってみる」というチャレンジ精神を大事にしてほしいと思います。

小山田祐介さんの履歴書
1989年生まれ。滝沢村出身。盛岡農業高校卒業後、盛岡市のホテルに就職するが一念発起してカメラマンに転職。ライブハウスなどでの臨場感のある写真を得意とする。リトルもりおかではインスタグラムを担当。赤坂さんさのメンバーでもある。 お仕事は@YUBO PHOTO

聞き手:マリコ
写真:リョウ

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